皮膚科ブログ 2019.2.21
昨年より、麻疹・風疹のニュースをよく見ます。
直近でも、麻疹の集団感染のニュースや、
麻疹感染者が、新大阪~東京間を新幹線で往復した。とのニュースもありました。
厚労省からも、
麻しん発生報告数の増加に伴う注意喚起が出ておりますね。
■麻しん発生報告数の増加に伴う注意喚起(協力依頼)
https://www.mhlw.go.jp/content/000480372.pdf
麻疹ですが、全身に発疹が出るなど、皮膚にも症状が出ますので、
発熱の症状等にもよりますが、皮膚科に受診される患者さんも中にはいらっしゃいます。
麻疹の感染力ですが、
インフルエンザの10倍以上、潜伏期間も10〜12日間と言われていますが、
貴院のスタッフは把握されていますでしょうか?
麻疹感染者が皮膚科に受診される可能性はありますので、
発熱や発疹の症状がある患者さんが来院された場合、
麻疹の可能性について、院内感染の意識について、
スタッフもしっかりと把握し、素早く共有・対応していくことが必要ですね。