皮膚科ブログ 2016.12.16
先日、アレルギー治療について、
厚労省が初の基本指針案として「拠点病院の整備」と上がっていました。
毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20161211/k00/00e/040/115000c
最近では、乳幼児から成人までアレルギーをもつ人が増え、
小学生の給食の誤食事故など、食物アレルギーに関するニュースを見るようになりました。
学校給食での誤食事故では、亡くなっている児童もおり、
これを受け、2015年12月にアレルギー疾患対策の基本理念を定めた、
「アレルギー疾患対策基本法」が施行されました。
※死亡事故はアレルギーによるアナフィラキシーショックが原因ですが、
「アナフィラキシーショック」という言葉・症状についても、よく聞くようになりました。
保育所・幼稚園・学校での取り組みも進んできていると思いますが、
専門医の定期診察を受けることの重要性も感じます。
「東京都」食物アレルギー緊急時対応マニュアル
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/07/DATA/20n7o400.pdf
今回は、この基本法に基づく指針で厚労省は2018年度にも拠点病院を指定する。とのことです。
拠点病院、クリニック・地域との連携など、継続的に進んでいくと良いと感じます。
じんま疹をはじめ、皮膚への症状がでる患者さんは多いかと思います。
中には緊急性が高い患者さんもいらっしゃると思いますので、
取り組みについても確認していきたいですね。