皮膚科ブログ 2016.8.31
先日、皮膚科クリニックよりホームページの掲載内容でご相談をいただきました。
保健所よりホームページの点検が行われており、指導が入ったとのことでした。
指導といっても、文章で改善を促す内容で早期修正し完了しました。
今回の指導内容ですが、
ご存知の先生方も多いかと思いまが、
厚労省よりの「医療機関ホームページガイドライン」に沿った内容です。
保険診療メインのクリニックですが、美容皮膚科を併設していたこともあり、
ホームページ上で「キャンペーン」の記載があったことが指摘された形です。
現状、特に美容治療については、ホームページの掲載内容を巡ったトラブルが増えております。
ダウンタイム無しとの記載だったが、実際は腫れが引かなかった、
掲載の価格と実際の価格が違った、
症例写真のような効果がまったくなかった、など
消費生活センターへも、苦情相談は増加傾向にあり、
今年に入り、厚労省は医療機関のホームページを広告規制の対象とする検討も始まっております。
特に、美容皮膚科など(自由診療)を併設されているクリニックは、再度ご確認いただければと思います。
医療に特化した、Webサイト制作会社ですと、しっかりと把握しておりますが、
そうでない会社も沢山あります。
下記に「医療機関ホームページガイドライン」のリンクを貼ります。
細かく記載されていますので、ご参照いただければと思います。
【医療機関ホームページガイドライン】
医療機関のホームページの内容の適切なあり方に関する指針(医療機関ホームページガイドライン)について
(依頼)(平成24年9月28日付け医政発0928第1号)
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kokokukisei/dl/hp_guideline.pdf
ホームページの制作・運用はもとより、
スマホの普及によりスマホ専用サイト制作や、
PC・スマホの両方のデザインを最適化したレスポンシブデザイン、
また、バナーやリスティング広告と合わせて、ランニングページ作成、
一部治療に焦点を当てた専門サイト作成など、
色々な業者からの営業があるかと思います。
クリニック経営においてホームページの運用・施策が重要となった今、
ホームページを正しく効果的に活用していく為にも、
信頼できる業者を選定することは重要ですね。
関連する事項として「医療広告ガイドライン」もリンクを貼ります。
【医療広告ガイドライン】
医業者若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関して広告し得る事項等及び広告適正化のための指導等に関する指針
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/kokokukisei/dl/shishin.pdf