皮膚科ブログ 2016.7.31
先日、皮膚科向け医療用医薬品について、
マルホとガルデルマが包括的提携合意とのニュースリリースがありました。
既に、プレスリリースもされておりますが、
2002年より医療用医薬品事業を営んできたガルデルマ株式会社ですが、
医薬事業部、営業部門、マーケティング部門の業務は7月をもって終了したとのことで、
以後、マルホとガルデルマ間で締結された国内での開発・販売に係る包括的提携契約に基づき、
マルホが日本国内におけるガルデルマ製品の販売・医薬情報活動を行うとの内容です。
ガルデルマは、美容やセルフメディケーション分野などは引き続き注力する形です。
今後、マルホが日本国内におけるガルデルマ製品について、
医薬情報活動を開始し、販売権の移管や製造販売承認の承継を段階的に進めていくことになっておりますので、
以下、簡単ですが記載事項を抜粋いたします。
改めて、ご確認いただければと思います。
・尋常性ざ瘡治療剤「ディフェリン(R)ゲル0.1%」(一般名:アダパレン)
これまで塩野義製薬が販売してきましたが、ガルデルマと塩野義製薬の契約が終了したことにより、
マルホが同剤の日本における販売権を承継し販売開始(2016年7月17日)となりました。
>>maruho >>「ディフェリン®ゲル0.1%」の製品ページを公開しました
・尋常性ざ瘡治療剤「エピデュオ(R)ゲル」(一般名:アダパレン0.1%/過酸化ベンゾイル2.5%ゲル)
ガルデルマが2016年7月4日に日本における製造販売承認を取得。
11月よりマルホが販売並びに医薬情報活動を行う予定としています。
>>GALDERMA >>尋常性ざ瘡(ニキビ)治療剤「エピデュオゲル」(外用配合剤)の製造販売承認取得のお知らせ
・抗真菌剤「ペキロン(R)クリーム0.5%」(一般名:アモロルフィン塩酸塩)
・がん性皮膚潰瘍臭改善薬「ロゼックス(R)ゲル0.75%」(一般名:メトロニダゾール)
8月1日よりマルホが医薬情報活動開始、両剤の販売権の移管や製造販売承認を段階的に進める予定としています。