ルコナック®爪外用液5%

皮膚科ブログ 2016.4.27

既に勉強会等で説明を受けている先生方も多いかと思いますが、
ルコナック爪外用液が発売されましたね。

 

薬価収載日 2016年4月20日
発売日   2016年4月25日

 

主成分はルリコナゾールで、爪白癬を効能効果とする新薬になります。

 

爪白癬の主要病原菌である白癬菌に対して極めて強い抗真菌活性を示し、
臨床試験において、1日1回の塗布でその有効性と安全性が確認されているとのことです。

 

ルリコン(1%)と同成分ですが、5%と高濃度になっています。


以前、当ブログでも掲載しましたが、
爪白癬の治療薬としてはクレナフィン爪外用液があります。

 

外用薬としては、クレナフィンとの選択になるかと思いますが、
クレナフィンはハケで塗布しますが、ルコナックは滴下塗布して使用します。

 

薬価については、クレナフィンに比べて安いです。

 

ルコナック爪外用液5%:1gあたり、997.80円
(1本3.5gあたり、3,492.30円)

クレナフィン®爪外用液10%:1gあたり、1,657.50 円
(1本3.56gあたり、5,900.70円)

 

外用薬ですので明確に記載できませんが、当初1年は新薬ですので長期処方ができません。
このあたりも含め、確認していきたいですね。

 


爪白癬治療剤「ルコナック®爪外用液5%」薬価基準収載及び新発売のお知らせ
http://www.sato-seiyaku.co.jp/newsrelease/2016/160420.html