ザガーロカプセル

皮膚科ブログ 2015.11.7

グラクソ・スミスクラインの前立腺肥大症治療薬である「アボルブカプセル」ですが、
AGA(男性型脱毛症)治療用「ザガーロカプセル(商品名)」として承認されました。
※アボルブカプセルと同成分となりますが、AGA治療として商品名を変更して承認されたかたちです。


AGAですが、日本人成人男性の発症頻度は約30%とされ1260万人いると推定されているようです。
どこのクリニックでも、1人2人は患者様がいるのではないでしょうか。


まだ発売日、薬価は決定しておりませんが、プロペシアと並んでAGA治療薬として認知されそうです。
実際、年齢にもよるとのことですがザガーロの方がプロペシアよりも発毛効果が高くなっているようです。


また、現在はMSDのAGA専門サイト「AGA-news(http://www.aga-news.jp/)」を良く見かけますが、
グラクソ・スミスクラインからもザガーロ用のAGA専門サイトも制作し、販促を強化していくようです。

※AGA治療に力を入れているクリニックでは、既にWebサイトに情報を掲載し発売に備えています。
プロペシアを服用中の患者様より問い合わせが考えられますので、早めに情報収集をしておきたいですね。


■プレスリリース(グラクソ・スミスクライン)
https://glaxosmithkline.co.jp/press/press/2015_07/P1000916.html


ザガーロカプセルについて追記ですが、
厚労省より、アボルブカプセル、ザガーロカプセルに対し、使用上の注意に重大な副作用の項を新設し「肝機能障害・黄疸」を記載するよう改訂指示。
との事ですので、併せて確認していきたいですね。

https://www.healthgsk.jp/content/dam/global/Health/Master/ja_JP/documents/revision/2015/K201510201.pdf