保険証について(前編)

~保険請求について~

先ずは、下記の図をご確認ください。

医療保険 職域保険(社保) 健康保険

全国健康保険協会管掌健康保険

(協会けんぽ)(01)

船員保険(02)
組合管掌健康保険(06)
自衛官等の療養の給付(07)
共済組合

国家公務員共済組合(31)

地方公務員共済組合(32)
警察共済組合(33)
公立学校共済組合(34)
地域保健(国保) 市区町村国保
国民健康保険組合
後期高齢者医療(39)
労災保険(労働者災害補償保険法)
 公費負担医療

確認して頂いた通り職域保険は社保のことで、地域保険は国保のことですね。


ちなみに保険者番号ですが、国保は6ケタ・社保は8ケタになります。

番号にも規則性があり、


■国保ですと
 頭2ケタは各県の番号(東京13、神奈川14、埼玉11、千葉12)
 続いての3ケタは保険者ごとの番号
 最後1ケタは検証番号となります。

 ちなみに、国民健康保険組合(医師国保、弁護士国保など)は真中の3ケタ目の数字は「3」になります。


■社保については、
 頭2ケタが法別番号となり、例えば 協会けんぽですと01、各健康保険組合は06になります。
 以降は国保と同じでしくみで、
 続いての2ケタは県番号、続いて3ケタは保険者ごとの番号、最後1ケタは検証番号となります。


 後期高齢者は39で始まる8ケタの数字となり、残りの数字(6ケタ)は同じ仕組みになります。


それぞれ上記表に番号も入れてみましたので確認してみて下さい。


実際の保険証を見てみますと、事業所名が記載してあるのがお分かりかと思いますが、

協会けんぽは主に中小企業(従業員5人以上)、
各健康保険組合(組合管掌健康保険)は主に大企業(700人以上、同業の複合企業が共同設立の場合3,000人以上)
各共済組合は主に公務員となります。


国保は社保や国保組合に加入していない方で、自営業の方や年金で生活されている方などです。

また、後期高齢者は75歳以上の方になります。
65歳から75歳未満の方でも寝たきり状態などの障害がある方は対象となります。

※70歳から75歳未満の方は負担割合が違い、前期高齢者として保険証とは別に「高齢受給者証」があります。


後編では実際の保険証のチェックポイントを記載していきます。